鍵開け:8,800円~&24時間365日対応|カギ開けnaviのコラム記事ページです
玄関の鍵を交換することは頻繁にすることはないでしょう。なにかきっかけがあって交換することがほとんどです。「引っ越しをした」「鍵が壊れた」「他の鍵の修理・交換のついでに」「最近治安が悪いので防犯用に変えたい」など理由はさまざまです。また鍵の交換はDIYの中でも比較的かんたんなので自分で取り換えるかたも多いです。プロに頼むより安くすむのでお手軽です。
今回は防犯用の鍵に重点をおいて、自分で鍵交換をする手順など解説していきます。これを読んでいまいちど防犯についての意識を高めてください。
目次
玄関の鍵の交換を自分でされたことはありますか。鍵の交換は専門の知識が必要で、分解するイメージがあるので難しいと思われがちです。しかし、ドライバー1本あれば簡単に初心者のかたでもできるのです。ここでは簡単な交換手順を解説します。
新しく取り付けるには、まず、今ついている鍵の型番やメーカーを確認してください。鍵の型番の確認方法は、ドア横、側面部分に型番とメーカーが載っています。もし、ドア側面に見当たらないようであれば、室内側の鍵のつまみ付近に書かれてある場合もあります。両方を確認してみましょう。
調べた型番とメーカーをもとに、取り付け可能な鍵を探します。新しい鍵を用意しても、型が合わないと取り付けができません。そのため、交換する鍵は何でもよいという訳ではなく、形状の合う鍵を選ばなければいけないのです。また、どんな鍵にしたいのか考え、自分の目的にあった鍵を選びましょう。
日本の家の玄関ドアのカギは、最近ではさまざまな形や種類があります。鍵穴が縦(横)にあいていて(内筒)、鍵を挿し込み、鍵のデコボコやギザギザに内筒が合致することで施錠と解錠ができるタイプがいちばん多い形です。ここではよくある鍵の種類について説明します。
昔の家にあるタイプです。今でもこの形を使用しているかたも多いでしょう。防犯性が弱く、ピッキングされやすいことからメーカーによっては廃盤になっています。鍵穴が平仮名の「く」のように見え、鍵の形状は両端がギザギザです。
こちらも鍵の形状はギザギザですが片端のみです。ギザの山の高さを、シリンダーの中のピンと合わせることで鍵が回せます。ピンの数は4~7本で、5本以下はピッキングされやすいです。6本以上あると簡単に開けにくいですが、もともとの構造が簡単なのでピッキング対策としてはおすすめしません。家の玄関用ではなく、倉庫や物置用の鍵としてはよいでしょう。
電気で反応して解錠できる鍵です。カードキー、暗証番号、指紋認証といったタイプがあり、鍵穴がない分、ピッキングはされにくいです。しかし、普通の家庭の玄関鍵として使用するほど普及していません。おもに会社使用が多いようです。よい点は、複製の可能性が低く、センサーにカードや指を近づけるだけなのでスムーズに解錠できます。またオートロックで鍵が自動で閉まるので無施錠という可能性は低いです。
鍵穴が縦に開いています。カギの形状は、表面がデコボコと穴が開いています。穴の大きさは不揃いで、ピンが鍵のデコボコ合わさることで解錠できます。ピンシリンダーが上下のピンを合わせるだけでしたが、ディンプルキーは上下と左右を合わせます。このように複雑な構造のため、不具合がおきやすいところが難点です。また、鍵のデコボコにゴミが入り込むこともあります。
空き巣犯による鍵開けは5分以上かかると諦めるといわれています。ピッキングが難しい、鍵開けに時間がかかることが防犯対策になります。ここではどのような対策をとればよいのか説明します。
上で鍵の特徴をご紹介した、昔ながらのディスクシリンダーはとても危険です。構造が簡単なため、プロは針金1本で1分以内に鍵開けできます。反対に複雑な構造のディンプルキーは防犯性に優れています。プロの業者でも鍵開けに時間がかかるそうです。また防犯性を高めるために簡単に複製もできないように特許をとっているメーカーや、登録制で鍵専門の店で直接、メーカーへ発注しなければいけない鍵メーカーもあります。
また複製するのに、マシンが必要でギザギザタイプの型はホームセンターなどでもあります。しかしディンプルキーは特殊なマシンが必要なので、専門の鍵屋でしか取り扱えないことがあります。
ピッキング対策は鍵交換以外でもあります。事情により鍵の交換ができないかたは参考にしてください。また、鍵交換をして、ダブルで対策をとるともっと防犯性は高まります。
・サムターンカバーサムターン回しを聞いたことあるでしょうか。サムターンとは部屋の内側にあるツマミのことですが、これを外からツマミを回し解錠することです。ドアに穴を開けたり、工具をねじ込んだりと手荒な手段です。これを防ぐために「サムターンカバー」があります。サムターンカバーをすることで、工具でツマミを回すことが難しくなります。このカバーは取り付けられる鍵が決まっているので、型番とメーカーを確認してから用意してください。
また、バールなどでドアに傷がつくと修理費がかかります。サムターン回しを防いでも、ドアの修理で出費があるのはさけたいのでドアに防犯ステッカーを貼るとよいでしょう。
・ガードプレートさきほども触れましたが、手荒な手段で侵入をしようとする空き巣犯もいます。工具でこじ開けることを防ぐためには「ガードプレート」が有効です。こじ開けは、ドアの隙間を狙うので、この隙間をふさいでしまえばよいのです。ガードプレートはサイズがありますが、ドアの上から下まで覆うほどの大きなサイズのほうが防犯性は高いです。
しかし、見た目も悪くなるのでそのあたりは、デザインを気に入るものを探すとよいでしょう。また、せっかくのガードプレートが弱い素材では意味がありません。強度も確認してください。こちらもサムターンカバーと同じく、メーカーや型番をチェックしてご自分の家のドアに合うか確認してください。
鍵交換の手順について説明しましたが「自分で交換して失敗するのはこわい…」「どんな鍵がよいかわからない」など不安なかたは無理をせず、プロの業者におまかせしましょう。プロに頼むと、自分で交換するよりも料金はかかってしまいます。しかしメリットもあります。
知識が豊富なので、どんな鍵がよいか相談にのってくれます。鍵の型番やメーカーも伝えるだけで合うものを選んで提案してくれるので、自分で探す手間がありません。また、失敗による不具合もないので安心して使用できます。しかし、中には悪質業者も存在しています。信頼できる業者選びのポイントをお伝えします。
高額すぎる、反対に安すぎる業者には注意が必要です。料金が明確であることが大切です。2~3社と比べて相場を知るとよいでしょう。
・対応について電話受付は会社の顔です。親切、丁寧であるところを選びましょう。早く来てくれるのか、施工日は合わせてくれるのかなど聞いてください。
・アフターサービスはあるか万が一、不具合がおきたとき対応してくれるのか重要です。無料メンテナンスや、アフターフォロー体制があるのか確認してください。
玄関の鍵を交換は比較的簡単で自分でもできます。しかし、いくつか注意点もあります。型番とメーカーを確認して、合わないと設置できません。鍵の種類についても説明しましたが、交換するなら防犯性の高い鍵にしましょう。鍵開けは、鍵の種類によっては簡単にできてしまうので危険です。また鍵じたいに気をつけていても、中には悪質なこじ開けをする空き巣犯もいます。
それらから守るためには、サムターンカバーやガードプレートを使用することもおすすめします。玄関の鍵で安心できる家にして、家族を守りましょう。